リハビリテーション部の紹介
リハビリテーションとは

リハビリテーションとは、心や体に障害を持った方ができるだけ早く家庭や社会へ復帰できるように支援する医療です。患者様の状態を確認し、それぞれに合った治療目的・計画を立て、各職種が情報を共有し連携することで「再び人間らしく生きる:全人間的復権」を目指します。また、自宅や職場の環境整備や地域社会への参加など、その人らしい生活を取り戻すまでがリハビリテーションの関わりです。
新人職員フォロー体制
- 入職後、新人職員に対しプリセプターが1名ずつ付き、1年間担当します。4月中は毎日フィードバックを実施します。
- 入職後は、リハ見学からスタートし先輩と一緒に患者様を担当し介入します。
- 各個人のペースに合わせ、プリセプターが業務内容の配分等を調整します。
学べること
- 病棟・通所リハビリテーション・訪問看護(リハ職訪問)・老健などの経験
- 積極的な在宅支援(在宅サービスと連携)
- 介護保険・福祉用具などのサービス(ケアマネの資格取得)
- 回復期リハビリテーション病棟でのFIMなどに関する取り組み
- 広島大学教授リハ医師からの指導や助言
やりがいは?
- 骨折、脳血管障害、心臓リハビリなどさまざまなケースを経験することができる。
- 他の急性期病院と比べ、当院では回復期から在宅まで関われるので長期的に1名の方をみることができる。
- 在宅支援が難しいケースもリハビリで早期離床して、病棟と連携して自宅支援ができること。
理学療法


理学療法には体を動かして行う運動療法と機械を使った物理療法があります。運動療法では治療体操やマシントレーニングで筋力や持久力を鍛えます。また、身体機能や生活場面に合わせた動作練習(起き上がりや立ち上がり)や歩行・階段昇降・バランス練習等も行っています。
- 介護予防認定理学療法士
- 1名
- 登録理学療法士
- 5名
- 日本理学療法士協会認定 令和6年10月30日時点
作業療法


作業療法では、障害や心身機能の低下に対し、作業活動を通してその人らしく生活を送れるよう支援をしています。患者様の心身の状況を見極め、ニーズに合わせて日常生活動作や家事などの役割活動の練習を行っています。また、生活の質を高めるための余暇活動や交流の場の提供もしています。上記写真は作業活動、調理練習の一場面です。
言語療法


言語療法では、脳梗塞等の脳の病気により、言語の「聞く・話す・読む・書く」の4つが難しくなる失語症や、口や舌の麻痺等により話しにくくなる構音障害の方に言葉のリハビリを行います。失語症の人に対しては、絵カード等を用いての発語練習や聞き取りを行っています。構音障害の人に対しては口や舌の体操等を行っています。また、食事中むせてしまって、食べ物が食べにくくなる嚥下障害に対しても、リハビリを行っています。嚥下障害の人に対しては、レントゲンを使用して飲み込みの様子を調べる嚥下造影検査(VF)も行っています。上記写真は嚥下造影検査実施中の写真です。